Cinema _ ハ~

映画 「プール」

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自由気ままな母親、京子(小林聡美)に会うため、
娘さや(伽奈)が大学の卒業旅行でタイに
やって来るところから物語ははじまります。

自分と祖母を日本に残してタイに行ってしまった
母親の気持ちが理解できない、さや。
京子と上手くコミュニケーションをとることができません。

でも、嫌いだったら、わざわざタイにまで会いに
行ったりしないでしょうし、大切な人(母親)だから
知りたいことがあるのだという、さやの気持ちが、
ちぐはぐに見える二人のやりとりの中に垣間見えて…
「なんとか理解し合えないものか」と思いながら見ていました。

でも、大丈夫。
さみしさを上手く表現できなかった、さやの心に、
京子が渡した刺繍入りのストールがふわりと寄り添い、
絡まっていた糸が少しずつ解けはじめた、そんな旅の終わりは
母と娘の新たな物語の始まりのように見えました。

多くは語られませんが、他の登場人物にも、それぞれの過去、
悲しみ、希望があるようで…。

余命宣告を受けても、日々を穏やかに過ごす菊子(もたいまさこ)。
自分の優しさゆえに心を痛める青年、市尾(加瀬亮)。
失踪中の母親に会えなくて寂しいのに笑顔を絶やさない少年ビー
(現地オーディションで選ばれた男の子)。

描かれていないサイドストーリーも気になります。

みんな、きっと、「自分探しの旅」の途中なのですね。

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携帯電話やテレビがなくても、丁寧な暮らしは心を豊かにする。
チェンマイという街のゆるやかな空気感も、プールの青色も、
ゲストハウスの素敵過ぎる佇まいも、揚げバナナを食べた時の
サクサク音も、夜空に吸い込まれるコムローイ(薄い紙でできた
筒状の熱気球)の炎のオレンジ色も、全部全部、素敵でした。

BOMBON

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しばらく映画館に行く機会がなかったのですが、
久しぶりに「これは映画館に見に行きたい」と思った映画。
連休中の映画館が混雑していることは簡単に想像できましたが、
それでも主人公のくたびれたオジさんと真っ白い大きな犬が
車に一緒に乗っているシーンがどうしても見たかったのです。

登場人物のほとんどが映画初出演の人たち(つまり素人)。
数人は役名と本名がまったく同じです。
本人役というわけではなく、役名に本名を使っているようです。
そして、真っ白な大きな犬(犬種:ドゴ アルヘンティーノ)
私はこの映画で初めてこの犬を見ました。

アルゼンチンの青く澄んだ空の色。
底抜けに明るいお国柄なのか、よく笑うオジさんたち。
失業してもクヨクヨせず、「どうにかなるさ」という
雰囲気が漂っている日々・・・
その全てが色んな意味で眩しかったです。

そこに現れるのが白く大きな犬 ボンボン。
さらに眩しさが増しました。
ボンボンはものすごいイカつい顔をした美白王です。

この映画の中では人も犬も誰かに媚びたりせず、自然体。
作られた感動作ではなく、心に残る小さなおとぎ話のような映画。
HPに書いてありますが、まさにラテン版「わらしべ長者」。
人生、何が起こるかわからない。だから楽しいのかな?

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ピエロの赤い鼻

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「クリクリのいた夏」のジャン・ベッケル監督が
手掛けた哀しくも美しい戦争ドラマ。
ドイツ占領下のフランスを舞台に、
捕虜になった男と敵兵のピエロとの交流を描く。
出演はジャック・ヴィユレ、アンドレ・デュソリエ、
ティエリー・レルミットほか。
Amazon.co.jpより

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人を笑わせようとすればするほど、なんだか切なさが滲み出るピエロ。

笑っている顔が泣いているようにも見えてくるから、不思議。

この映画に出てくるピエロも、哀しみを知っているからこそ、

笑うこと、生きることの喜びを、一生懸命に表現しようとする。
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フォロウィング

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『メメント』のノーランが1人5役をこなし撮りあげた、
彼の監督デビュー作。
作家志望のビルは創作のヒントを得ようと、
通りすがりの人を尾行する生活を送っていた。
ある日、他人の生活を覗き見るのが趣味な男と出会い、
思わぬ事件に巻き込まれてしまう。
Amazon.co.jpより
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時間軸を自由自在に飛び越えるのは、ノーラン監督お得意の手法。

この映画、『メメント』と同じように一生懸命観ないと置いてけぼりに・・・。

(でも、『メメント』よりは混乱する箇所は少ないように感じました)

一生懸命な鑑賞後、やはり『メメント』で受けた衝撃と同じように、

張り巡らされた伏線の数々に言葉を失い、ちょっと人間不信にもなりそうで。 続きを読む

ペーパー・ムーン

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1930年代の大恐慌期のアメリカ中西部。
母を自動車事故で亡くして孤児となった
少女アディ(テイタム・オニール)は、
母と付き合っていた詐欺師のモーゼ
(ライアン・オニール)に連れられ、
ミズーリにいる叔母の許まで旅することに。
道中、ちゃっかり者のアディと、そんな彼女に
助けられながら詐欺セールスを続けるモーゼ。
いつしかふたりの間には、
本物の親子のような愛情が芽生えていくが…。
Amazon.co.jpより
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「ペーパー・ムーン」というタイトルと、オープニングに流れる音楽、

少女の沈んだ表情のアップを捉えたファースト・カット。

この映画を見始めてすぐ、心を掴まれるような感覚をおぼえた。

紙で出来たお月様に座る二人の姿(パッケージ)を見ただけで、

感動が蘇る。 とても好きな映画。  続きを読む
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